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​家族と一緒に未来を語ろう

ももちゃん

プロフィール:

33歳。銀行員。夫と2人の子(3歳、1歳)の4人家族。2019年6月より産休を取得し、2021年2月復職予定。結婚歴7年。(2021年1月現在)

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対立をせずに互いの意見を受け入れる工夫

 

私にとって夫は家族の共同経営者であり、私自身のメンターでもある。そんな夫とは、子どもが生まれる前から週末にモーニングに行って(名古屋なのでモーニング文化がある)、よく話をしていた。

 

夫と私は性格が似ているかと言われると、そんなに似ていない。私はいけいけどんどん、夫は保守的。私のオープンな性格もあり、基本的に夫には何でも話し、否定的な内容であっても思っていることを伝える。しかし、不思議と夫と対立することはほぼなかった。

 

どうしてお互いにうまく行っているか夫に聞いてみたことがあった。すると、夫が自分の意見を伝える上で工夫していることがわかった。「否定的な意見を伝えるときは、自分の意見として伝えるのではなく第三者を介したり、第三者の意見として伝えるように心掛けている」とのことだった。

 

例えば、相手が尊敬していたり認めている著名人や知人などを挙げて、この人はこう言っていたよと伝えるという。思い返せば、結婚式の際に私の行き過ぎた要望を抑えるため、私が認めている友人を通して止められたことがあった。

 

否定的な意見を伝えると対立してしまう、と悩んでいる夫婦がいたら、第三者を介して伝えることを試してみてもいいかもしれない。私たち夫婦は夫がこのように工夫してくれているのでうまくいっている。



 

夫が大切にしている価値観を改めて知るきっかけ作り 

 

私たちは将来のことを話し合うとき、ありたい状態を実現するためにビジョンから逆算して計画に落とせる「逆算手帳」を使っている。育休コミュニティに入ってこの手帳の存在を知り、夫にも父の日に逆算手帳をプレゼントした。ひとりだと続かないので夫と一緒にやろうと考えていた。

 

このような“ザ・ワーク”が好きな男性は少ないと思うが、夫も最初は乗り気ではなかった。それが、やり始めるとプロジェクト管理をしている感覚に近かったのか、意外と乗ってきた。結果的に、夫は「やった方がいいことは山ほどあるけれど、やりたいことと今やらなくてもいいことがはっきりしてよかった」と言っていた。

 

私たちはコミュニケーションをよく取る夫婦だと思うが、夫が大切にしている価値観やどのような自分になりたいか、なんとなく想像することはあっても改めて聞く機会はなかった。この手帳を通して、それが聞けた。家族としてありたい姿もしっかりすり合わせできた。それはとても良かったと思う。

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家族共通の目標をしっかりすり合わせしておくことが大切

 

私たちは将来家族で海外に住みたいという目標を持っている。第1子の育休期間中、私は自分の何年後を考えるというワークに取り組んだことがあった。何年後に海外に行きたいよね、そう夫に話をした。今ではそれが夫婦共通の目標になっている。

 

現在2人とも名古屋で勤めているが、今回私が東京に転勤することになった。それに合わせて、間もなく夫も東京の支社に異動してくる予定だ。実は、もともと名古屋で働くことになったのは、名古屋でベンチャー企業を始めたいという夫の夢を応援するため。夫はその夢を叶えた。

 

今回は私の番だ。東京に異動した後は、夫が仕事のペースを落として守りで働き、私が攻めで働く。それはすべて家族で海外に行くため。夫も「ママ頑張れ!」と応援してくれている。プレッシャーも感じるが、将来がとても楽しみだ。

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​(記事担当:きーちゃん)

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