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“私“の育休の過ごし方
働き方やライフスタイルの模索に加え幅広く活動
​みささん

ITコンサル企業でシステム導入を経験後、地元九州へUターン。広報/企画会社を経て、再エネベンチャーへ転職。自然エネルギーの発電所をつくる業務に従事。2回のフルタイム復帰をした後、3回目の育休中。

 

・産・育休取得期間:約1年3ヵ月

・家族構成:夫と3姉妹(5歳、3歳、1歳) の5人家族

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「様々な活動を通して人と話すことで、新しい価値観を知ることができるし、自分についても知ることができた」

 

Q.まず産前休業に入ってから出産するまでの期間をどのように過ごされていたか教えてください。


出産予定日前の1〜2ヵ月間は今しかできないことをと思って、会いたい友人に連絡をとって食事に行ったりしていました。また家の掃除や断捨離もしていましたね。

産前休業に入る直前はボランティア活動もしていました。再エネの会社仲間と一緒に何かできないかと考えて、自然エネルギーを100%利用した野外映画上映会を企画し開催しました。太陽光パネルを使って溜めた電気を利用した映画上映のイベントを公園で開催したんです。


 

Q. 映画上映会は興味深いですね。他にも活動されていたのですか?

子ども哲学の本を読んでから興味がわき、子ども向け哲学のファシリテーターの方にコンタクトをとって、親子で哲学対話ができるイベントを地元で計画しています。

 

哲学対話はとても面白くて、子ども達の思考力を養うために身近な問いを題材にグループで考えて話をするんです。例えば “なぜお化粧をするの?”とか“ジャムおじさんはおじさんなの?”とか。子ども達にはバイアスを持たずに、自分で考えられるようになってほしいなと思って、参加しています。 


 

Q. 色々な活動をされているんですね! どのような思いから活動されているのでしょうか。

自分が企画する以外にも、オンライン読書会やオンライン映画上映会などに産前も産後も積極的に参加していました。様々な活動を通して人と話すことで新しい価値観を知ることができるし、そうしていたら自分について知ることにもつながるんですよね。育休中は自分を知るにはとても良い期間だと思っています。

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「復職後の働き方や理想とするライフスタイルをどう実現できるか、育休中に考えています」

 

Q. 育休期間中のテーマはありますか。

 

自分が大事にしている価値観を具体化して仕事や暮らしにつなげる準備をすることが今回の育休中のテーマです。以前からまちづくりや地方活性化、コミュニティづくりに興味があり、仕事として関わってみたいと思っていたのですが、情報収集したり相談したりと動いてみた結果、副業として週1でまちづくり事業をやっている会社で挑戦することになりました。


 

Q. 仕事から少し離れた状況で今後のキャリアについて考えるのはいいですね。他にも今後について育休中に考えていることはありますか。

 

移住したいという野望もあって、この育休中に移住先を家族で探しています。テレワークでも働くことができるライフスタイルに憧れるし、もっと自然があるところに住みたい。子どもの教育のためにもより良い場所を見つけたい。そのために、お試し移住を体験したり、2泊3日のワーケーションイベントに家族で参加したり、オルタナティブスクールや森の幼稚園を見学したりと、育休中にリサーチしています。

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「時間が確保できたらゆっくり読書を楽しんだりしています」

 

Q. 育休中におすすめしたい活動はありますか。

 

オンライン・コミュニティはおすすめです。私は今回の育休の後半にMIRAISという育休中のママ・パパたちが集まるコミュニティに入り、図書委員やパラレルキャリア部に所属して活動中です。活動は全てオンラインで、ZOOMを使用すればすぐメンバーと繋がることができる環境は本当にありがたい。また、ママ限定ではないイベントは活動時間帯が合わなかったり、子どものお世話での離席など気を遣ったりするのですが、同じ乳幼児を持つメンバー同士だと遠慮しなくていいし、活動もしやすいんです。また仕事を離れている期間に、インプットやアウトプットができる機会があるというのが良いです。


 

Q. コミュニティに参加するのはいいですね。子育てしながら時間の確保は難しいと思いますが、パートナーは協力的ですか?

 

はい。どうしても参加したいイベントがあったら、事前に夫に相談して協力を求めるようにしています。また外出したい場合も、上2人を夫に頼み、一番下の乳児を連れて出かけたりもしていますよ。自分の息抜きにもなっています。


 

Q. 息抜きは大切ですよね!1人の時間はどう過ごされているんですか?

1人時間確保はなかなか難しく、子どもを寝かしつけているうちに寝落ちしたり、子どもが寝たあとも家事に追われていることが多いです。でも、時間が確保できたらゆっくり読書を楽しんだりしています。

 

また、ZOOMを使って学生時代の友人や新卒時代の同期とランチ会や夜のおしゃべり会もよくしていますね。遠くに住んでいる友人や久しぶりの友人と話すと、とても良い気分転換になるんです。コロナ禍で出掛けにくいこともあるし、子どもがいても、自宅から気軽にできるのが気に入っています。

Q. さいごに育休中の家族との過ごし方を教えてください。

 

上の子達と、夜はゆっくりおしゃべりしたり、お菓子作りしたりしていますね。

またコロナ禍でも安心して子どもを遊ばせられるキャンプは、家族でよく楽しんでいます。長崎県平戸市にある中瀬草原キャンプ場が、海と草原が広がる絶景のサイトでお気に入りです!

 

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中瀬草原キャンプ場のサイト:https://nakazekamp.com/2020/what-kind-of-place/

再エネのボランティア活動や子ども哲学の企画に加え、働き方やライフスタイルを模索したり、育休コミュニティに入ったり、幅広い活動を精力的にされているみささん。育休中にも人と話すことやインプット・アウトプットすることを意識的に行い、新たな自分を見つけることにつなげ、とても生き生きと過ごされている印象でした。

 

​(記事担当:まほちゃん)

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