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“私”の育休の過ごし方
子どもと過ごす時間を第一に、積極的に外出して学びや気分転換
​ゆうこさん

都内の大学勤務(事務職)。第1子、第2子の育休を連続で取得後、2020年4月より復職。現在は時短勤務。

 

・産・育休取得期間:約1年3ヵ月(第2子)

・家族構成:夫、姉妹(3歳、1歳)の4人家族。

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「意識して外出する予定を入れていました」

 

Q. 2人目のお子さんの育休期間中、どのように過ごされていたか教えてください。

 

2人目の育休中は育児に慣れてきたこともあり、時間を作って幼児教室のほか、赤ちゃん研究員やマドレボニータ、英会話スクールなど色々な活動に参加して過ごしていました。 

 

幼児教室には第1子の時から通っています。教室に行くことをすすめてくれたのは、夫の方からでした。妊娠中から2人で子供の教育について話をするなど、教育についての関心は高い方だったかもしれません。私の気分転換にもなると思い、すすめてくれたようです。

幼児教室の先生から遊びについての意味や種類を教えてもらい、家での育児のヒントになったり、こんなことができるようになったんだ!と子どもの成長に気づかされたりと、私にとってもとても有意義な時間になったと感じています。外出のきっかけとなり、気分転換にもなりました。

色々な教育方法を知りたくて、あえて長女と次女で違う教室に。両方の教室とも大満足で復職した今も子どもたちは週末の教室に通っています。

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Q. お子さんの教育に加えて、ゆうこさんの気分転換にもなっていたんですね。マドレボニータの感想やあかちゃん研究員、英会話スクールについても教えていただけますか。

 

マドレボニータの産後ケア教室 (※1)は、運動することが気持ちいいことに加えて、自分の未来について考えを深めたり、みんなでシェアする体験がとても良かったです。また、地域の支援センターで知り合いになっても、学年が違うことはよくありますが、マドレボニータの教室では、参加していた子どもの月齢が近かったので、同じ地域で、同じ学年のお子さんを持つ方と接点が持てることも良かったです。

あかちゃん研究員(※2)は、同じ職場の先輩ママから教えてもらいました。職場のある大学とは異なる大学で、赤ちゃんの発達について研究している研究室に子どもと調査協力するものです。定期的な外出の予定があることで、気分転換になりました。

復職半年前には、子どもと一緒に通える英会話スクールの受講を始めました。復職予定の部署は外国人の方とも接する機会がある部署だったので、英会話を学んでおくことが復職後に生かせると考えたためです。

また、スクールの場所が都心だったので、受講後にデパートに立ち寄り、お気に入りのお菓子やランチを買って帰るのがお決まりコースで楽しかったです。

(※1)https://www.madrebonita.com/ 

次のページでもご紹介しています。「先輩育休者のおすすめ!やって良かったものやこと」

(※2)中央大学 山口真美研究室 http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~ymasa/

上記の他にも全国に複数赤ちゃん研究員を募集している大学の研究室等があります。

Q. 育休中の過ごし方で、意識していたことがあれば教えてください。

 

私自身は、実は家にこもっていても平気なタイプなんですが、意識して外出の予定を立てていました。

子どもを連れての外出は電車や荷物、タイミングなど何かと大変ですが、慣れることができたり、育児について専門家のアドバイスを得られたり自分自身の気分転換にもなったりと、結果として良いことがたくさんありました。

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「私のキャリアについて、丁寧に話を聞いてくれた上司には感謝しています」

 

Q. 復職に向けて、面談を行っていたとお聞きしました。どのような内容だったか、差し支えない範囲で教えていただけますか。

 

育休期間中に上司と連絡を取り、複数回面談をしていました。上司は私がどのようなキャリアを築いていきたいか、思いを丁寧に聞いてくれました。また、私の希望を尊重しながらも「私はゆうこさんにこの職場に戻ってきて欲しいと思っているよ」と言ってもらえて、とても嬉しく感じました。私自身もこの職場でキャリアを積みたいと考えていること、そのための準備として英会話スクールの受講を始めたことを伝えていました。

保育園の申し込み状況などについても随時連絡を取るようにしていたので、いつから復帰できそうか、育児の状況などについても把握してくれていたため安心して復帰することができました。 


 

Q. 上司の方も保育園などの育児の状況がわかっていると安心ですね。お話から、ゆうこさんがとても信頼していることが伝わってきます。その他にも、面談で伝えておいて良かったと思うことがあれば教えてください。

 

はい、世の中の上司がみんなこのような方だったら良いのにと思うほど感謝しています!

実は、入園日と復職のタイミングにより事前に慣らし保育が行えなかったため、入園後の約2週間を子どもが保育園になれる期間として、徐々に保育時間を延ばして預けました。

その期間は有給休暇を使用することになったのですが、上司と事前に相談できていたため、他の同僚も理解してくれていて、スムーズに復帰することができました。

慣らし保育は必須ではありませんが、入園当初は子どもが園で何ごともなく過ごせているか不安だったので、私にとっては、子どもと共に新しい生活に徐々に切り替えることができ、良かったと思っています。

Image by Hans Vivek

「休日は夫が率先して家事育児をしてくれました」

 

Q. 育休中の1日のタイムスケジュールと自分の時間をどうやって作っていたかなどについて教えてください。

 

平日の夫の帰宅はだいたい20時前くらいで、忙しい時期には遅くなることもありました。平日の家事や育児は分担を細かく決めることはせずに、夫に協力してもらいながら、私が主として行っていました。ですが、休日には夫が家族の昼食を作ったり、子ども達のお風呂を入れてくれたり率先して家事も育児も行ってくれました。

寝かしつけが終わって就寝までは夫婦の時間。2人でテレビを見たり話をしたりして過ごしていました。

美容院に行きたい時には夫に子ども達をみてもらうことができましたし、子どもを連れて友人と出かけたりして、気分転換して過ごすことができていました。

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Q. 育休中に好きだったお出かけスポットなどがあれば教えてください。

 

日野市にあるHUGHUG(はぐはぐ)(※3)は子どもたちのお気に入りの場所です。屋内に遊び場があり、一日中遊べます。今はコロナ禍の状況もありなかなか行きづらいのですが、時おり、特に長女から遊びに行きたいとおねだりされます。

(※3)京王遊びの森HUGHUG(はぐはぐ)URL:https://www.keio-hughug.jp

育休中はお子さんとの時間を大事にして過ごしていたゆうこさん。お子さんと積極的にお出かけして、幼児教室などは子どもの教育に直接役立つほか、自分にとっての気分転換や育児の気づきにもなったと教えてくれました。

また、復職面談で積極的にコミュニケーションを図り、ご自身の思いやお子さんの保育園の状況も詳しく伝えることで、上司の方も的確に状況を把握することができ、スムーズな復職につながったことが窺えます。

 

仕事復帰と同時期に夫が単身赴任となったため、今は2人のお子さんをゆうこさん1人でワンオペ育児しているとのこと。「とても大変ですが、必要なときにはベビーシッターをお願いしたりして時間をやり繰りしています」と教えてくれました。

​(記事担当:なかじ)

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